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3月のショーケース

- 点字にまつわる道具たち -

点字は、フランス人ルイ・ブライユによって1825年に考案された文字です。日本の点字は、東京盲亜学校の教員であった石川倉治によって翻案され、1890年に制定されました。

 点字は指先で速く正確に識別することができ、視覚障がい者自身が書くことのできる、すぐれた触読文字です。

今月は点字を手書きする点字器をはじめ、タイプライターや印刷機など、点字にまつわる道具を紹介します。

〇携帯用点字器 

 プラスチック製・金属製などがある。行・マス数もそれぞれ異なる。

〇標準型点字器

 点字板(てんじばん)・定規(じょうぎ)・点筆(てんぴつ)からなる。

〇点字タイプライター・・・パーキンスブレイラー・ライトブレイラー(カニタイプ)

〇点字製版機・印刷機による亜鉛版印刷

 ライトハウスライブラリーでは名刺や封筒への点字印刷等で使用しています。

 点字出版所では、点字教科書等の製作を全自動点字製版機械を使用して亜鉛版での点字製作が行われています。 

点字製版機・印刷機
(点字製版機)     
点字印刷機
(印刷機)

〇ドットメーカー

  点字をプレスして印字できる道具です。ライブラリーでは、領収証や封筒への点字を印刷しています。

〇点字プリンター

ブレール・シャトル

 パソコンの点字ソフトで作成した点字データ(BESデータ)を高速点字プリンター(両面印刷)で印刷します。

点字図書や資料等を大量に印刷できます。